無想書記 「まとまりゆく無秩序」

 

唐突ですが
  …め き ら な せ よ と あ か め に し ど…
何も考えずに意味の無い言葉(音)をしゃべり続けたら

知らず知らずのうちに似た言葉や擬音の繰り返しになり

それでもなお続けると
  なんだか息苦しくもなってくる


では 意味の無い「カタチ」を書き続けたら?

ひとつひとつが異なり 意味を成していない
そんな「点や線」「文字のようなもの」「図形のようなもの」を
何も考えずに 休むこと無く 一気に書いてみる


最初に筆をおろしたリズムだけを忠実にまもって


 すると
異なるものを描いていながらも 腕のリズムが
ぼんやりとそしてしっかりと 

カタチの定義のようなものを作ってしまう 

そうしないと心が落ち着かないのだろう


続けていくうちに心地良くなってくる
無心にもなってくる 

この感覚は写経にも似ている

本来 人は無秩序なことを無秩序なまま続けることは
本能がそうさせないのだと思う
いろいろなことの繰り返しの中で

やがて「良い」方向に向かっていく


無想書記「二面展」
「二面展」2016.4